バインミーについて
バインミー
(- thumb|240px|right|バインミーの本来の意味はパンである。
ベトナム語での一般的な名称は、bánh mì kẹp(バイン・ミー・ケップ:"kẹp"は「挟む」の意味)、bánh mì thịt(バイン・ミー・ティット:"thịt"は「肉」の意味)や bánh mì pa tê(バイン・ミー・パーテー:"pa tê"はパテの意) だが、省略して単に「バインミー」と呼ぶことが多い。ベトナム語でバインミーは「小麦粉の餅」、つまりパンの総称であるが、様々な種類のパンを楽しむ文化がいまだ途上のため、パンといえばフランスパンを指す風潮が根強い(厳密に「フランスパン」と言いたい場合は bánh mì Pháp や bánh mì baguette と言う)。
ラオス語では「カオ・チー・パーテ」
ベトナムでは、鶏肉が入ったものであれば、bánh mì gà、目玉焼きを挟めば bánh mì ốp la、さつま揚げを挟むと bánh mì chả cá となるなど名前がさまざまに変わる。
- 19世紀末のフランスによる植民地支配後、パン食の文化がベトナム全土に広がった。ベトナムのフランスパンには米粉が入っており、また非常に空気を多く含んだ軽い食感であるのが特徴である。
- thumb|170px|right|バインミーの屋台
thumb|170px|right|調理中のバインミー
バインミーに挟む食材は、それぞれの屋台や店によって、またメニューによって大きく異なる。
パテはレバーペーストの他、鴨や魚のペーストを用いる例もある。野菜は、紅白なます、ラディッシュ、キュウリ、玉葱、ハーブは香草などが一般的である。肉についても、鶏、豚耳、ベーコン、サラミ、甘みの強い中華ハム、肉でんぶ、さつま揚げ(chả cá)、あひるや豚の丸焼きを切り出した物など、店ごとに工夫をしている。
なおパンは調理の直前に炭火で炙る事も多く、作り置きはせず、注文を受けてから客の好みを聞きながら作るのが原則である。
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